こんにちは。わたぱぱです。先日、こちらの記事を書きました。
この中で、私が保有する(8972)ケネディクスレジデンシャルを紹介しようと思ったのですが、調べるほど「いやこれおススメできないな・・・」と思い、一旦文章を削除しました。
しかし調べたのにアウトプットしないのももったいないので、この記事では「ケネディクスレジデンシャルに投資してはならない理由」を書こうと思います。
ちなみに私はNISAで今も保有しています。コロナが終われば戻ると思うので、おとなしく塩漬け作戦で行こうと思います。
ケネディクスレジデンシャルの概要
不動産ファンド運営会社「ケネディクス」が運営するREITの一つです。ケネディクスは、このレジREITの他に(8972)オフィスと(3453)商業REITも運営しています。
保有物件の大部分は住居です。それ以外にヘルスケア(老人ホーム)とホテルを保有していますが、これらは2018年3月に「ジャパン・シニアリビング投資法人」と合併したためです。
東京経済圏内の、シングルタイプ(単身者向け、30㎡以下)とスモール・ファミリー(夫婦のみorプラス乳幼児、60㎡以下)の物件が多いケネディクス・レジデンシャルの値動きを見てみます。
2020年3月にコロナの底で10万円あたりを付けてから、反発。その後20201年8月以降ダウントレンドになっています。
一度買い戻されたものの8月から売られている理由は、都心の狭めの物件を多く保有しているためかと思います。
在宅勤務が増えれば都心の必要性は下がるし、狭い部屋だと仕事用の空間が作れずに、入居者が減るのでは、という発想です。事実、東京経済圏の住居の稼働率は97.9%から92.9%にまで下落しています。
東京からの流出過多の状況が続いていますし、しばらくは厳しそうですね。
一般的に「住居は安定している」と言われますが、コロナの異常事態とケネディクスレジデンシャルの戦略は実に相性が悪かったと思います。
コロナ前は職住隣接がトレンドで、家賃が高くて狭くても、都心に住んだ方が合理的という考えをする人が一定数いましたが、彼らは今どうしているんでしょう。
都心狭小住宅はきついカモ
というわけで、一般的にレジデンシャルは安定していると言われますが、ケネディクスレジデンシャルは都心狭小住居をメインに扱っており、在宅ワークが広がる中、構造的に追い風かと思った次第でした。
オフィスの近くで、高い家賃で借りた狭い家で働いてたらバカみたいですからね。
「出社回数が減るなら、多少通勤に時間がかかっても広くて快適な家に住みたい」と思うのが自然ではないでしょうか。私が郊外・地方好きだからなのかな。
ではでは。
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