こんにちは、わたぱぱです。恥ずかしながら33歳で4度目の転職をすることになりました。5社目ですね。
この記事では30代の私の転職活動について振り返りつつまとめます。
かんたんに自己紹介
- 33歳で4度目の転職(5社目)が決定
- 住宅ローンあり。妻はパート勤務、子は一人。
- 今回←大手グループ金融機関3年←中小企業1年半←ベンチャー半年←メガバンク約6年
転職時には、自己応募するかエージェントを通すかの2パターンがありますが、
結論、金融業界内で転職を考えているなら、コトラがおすすめです!(私はコトラさんから紹介いただいた求人から内定をもらい、入社します)
わたしのプロフィールと転職した背景
まず、かんたんな自己紹介と転職の背景から。
【転職の理由】やっぱり給料を上げたいよね
転職の理由は人の数だけあると思いますが、突き詰めると以下のいずれかに集約ことがほとんどではないでしょうか。
- 人間関係
- 仕事内容
- 給与
私はメガバンクを辞めてベンチャーへ転職する際に、年収を大きく下げてしまっていました。以降3社挟みましたが、やはり前職給与が目線になるため、なかなか給与が上がらないことに苦しんでいました。
いままでの転職はいろいろな理由からでした。初回は人間関係に悩みましたが、今回は年収アップが至上命題。
そもそも、上記で挙げた3点のうち最も重視すべきは給与であると考えます。
なぜなら、異動で周りの人間や仕事内容は変わる可能性があります。しかし、給与が下がることは(あんまり)ありません。
とにかく、目先の給与とそのあとの伸びも期待できる求人を希望しました。
なにぶん物価は高くなるし、毎日給与アップのニュースを目にするし。
毎月赤字で、ボーナスで補填している自転車操業状態。これから子どもがおおきくなりお金が必要になったときに貯金がないのは困ります。
住宅ローンの税控除が終わったら、税金を払えるかも怪しい体たらく。
そこで、今回の転職は給与アップを目的とすることをエージェントさんに伝えて、求人を紹介してもらいました。
【転職の理由】ロールモデル不在
給与の現状にも不足感はありましたが、社内を見まわしても自分の数年後の姿をイメージが重なる人はいませんでした。
どれくらい頑張れば、どれくらいの待遇が待っているのか分からない。がむしゃらに働いても、数年後の給料は変わっていないかもしれない。
ちなみに入社してからの3年でほとんどの昇給はなし。不安感と焦りを抱えながらの勤務でした。
ということで、もちろん年収アップは大前提でありました。
もちろん求めるものはそれだけではないので、いわゆる転職の「軸」をどのように定義したのかご説明します。
4回目の転職の「軸」
転職の「軸」すなわち優先順位は、以下のイメージを持っていました。
- 十分かつ安定している給与
- 金融業界もしくはその周辺業界にいること
- 職種は法人営業もしくはその周辺
- 常識の範囲内の労働負荷(月の残業45h以内程度)
- 平均勤続年数10年超
十分かつ安定した給与が欲しい
給与は、決して年収2,000万やインセンティブで青天井を狙っていたわけではありません。
ただ、毎月質素な生活であれば貯金ができるくらいは欲しいという希望がありました。
金融業界の法人営業をしたい
金融業界で法人営業という要素は、私の今までのキャリアの延長です。したがってスキルを活かしやすく年収アップを引き出す点でも必須と考えていました。
いちど金融業界を離れてみて、自分が金融業界を好きであることがわかったという点もあります。
平均勤続年数10年超の企業
私は4回も転職していますが、決してジョブホッパーではない(むしろ転職して年収ダウンしていた)ですし、できればもう転職はしたくありません。面倒だし。
今度は長く勤めたいので、平均勤続年数が長い企業を希望しました。
”次”を見据えるなら、気にしなくていいポイントだと思います。むしろ周りもすぐ転職する環境だと、自分も転職しやすいです。
金融業界に強い転職エージェントならコトラがおすすめです
私のように金融業界内の転職を志望している人は、コトラさんがおすすめです。
担当者によるでしょうが、コトラさんからの求人はマッチ度が高く、私も行きたいと思える求人で、先方も私に興味を持ってくれていました。
今回の内定をいただいた求人はコトラさんからのご紹介でした。
あと、ビズリーチやopenwork経由で企業からオファーをもらうこともありましたので、登録しておくとよいでしょう。
特にopenworkは企業の口コミが見られるので重宝します。ただ、辞めた人の投稿が多いと思うので、ネガティブバイアスがかかっていることは織り込んだ方がいいと思います。
30代 4回目の転職活動の進め方
転職活動自体は慣れたもんです。ざっくりステップを分けるとこんな感じです。
- エージェントに登録して面談する
- エージェントから求人の提案を受ける
- 職務経歴書・履歴書の作成
- 求人に応募する
- 面接
- 内定
最初の壁は職務経歴書
いざ、自分がやってきたことを文字に落とすということをやろうとすると、なかなか難しいものです。
私は変に転職慣れしていたので職務経歴書はすでに作成済みだったので、少々アップデートして完了。
まだ作成していない人は、たとえ転職を意識していなくとも一度作ってみるといいと思います。
魅力的な職務経歴書を作ることは一朝一夕にはいきません。普段の仕事の積み重ねです。日頃からそれを意識しましょ。
エージェントに相談すれば、フォーマットを提供してくれますし、内容の添削もしてくれます。ハッキリ言ってそれだけでもエージェントを利用する価値はあると思います。
求人への応募は慎重に見極めて厳選しろ!
ミドルの転職は、スナイパーのように一撃必中の気概で臨むべきだと思います。
30代ともなると家庭を持っている人も多いでしょう。そうでなくても、転職前に退職すべきではありません。働きながら転職活動をするべきです。
そうすると当然スケジュール管理が難しくなります。
私の感覚では、面接は週に2回が限度。
「興味あるな」「おもしろそうだな」くらいでホイホイエントリーすると、一回ごとの面接の準備もままならなくなり、本命の面接突破が難しくなってしまいます。
書類選考が通るとは限らないし、念のためたくさんエントリーしておこう
私はこのパターンで自分の首を絞めていました。
エージェントさんの立場があるので、エントリーしておいて「やっぱりいいです」とは言えませんし、「面接は2週間後でお願いします」とか言うと志望度が低いと判断され、マイナスになるでしょう。
私は同時に10件弱くらい一気にエントリーしてしまっていました。同時にエントリーするのは3~5件程度にし、面接に勧めたら新規のエントリーは絞るべきだったと思います。
そして面接へ・・・
コロナ以降、オンラインでの面接が一般的になりました。私のケースでも最終面接以外はオンラインで、という企業がほとんどでした。
なんとか昼休みの時間を充てたり、面接の日は早めに仕事を片付けて工面していました。
面接の時間は、19時スタートくらいであれば先方も調整してくれました。
そして面接の内容について。面接で必ず聞かれる質問。
「今回転職しようとした理由は?」
「えーとえーと、仕事内容が・・・。もっとお客さんと直に接したいと・・・。あわわわ」
困ったことに、当時の現職は周りのメンバーに恵まれており、業務内容にも大きな不満はありませんでした。まあ不満はいろいろありましたが、耐えられないほどではありませんでした。給与さえアレバ・・・。
ですが、エージェントさんとも相談して、面接で「給与が少ないから転職を考えました!!」というのは言わないことにしていました。タブーらしいです。これ言ったら落ちます。
なんとかそれっぽいことを言って凌いでいましたが、バレてたんだろうなあ・・・。
最終面接はどこも対面。私は最終面接まで進んだのは2社。
片方は半休を取得して、もう片方は夜19時スタートにしてもらい、その日は仕事を早めに片づけて臨みました。
【重要】焦らない!!!
私は待遇面の不満が転職の理由でした。人間関係に悩んでいるわけではなく、日々の業務も嫌ではありませんでした。
面接では「別にすぐに転職したいわけではない。総合的に良いオファーをもらえたら転職したいと思っています」と言っていました。
内定欲しさに嘘をついたりごまかしたりしても、マッチしていないと長く働く企業と縁は作れません。自然体で臨んでいました。
結果的には2カ月くらいで内定を得ることはできましたが、長引いても構わないくらいの心がまえでいられると精神衛生上良いと思います。
内定後のオファー面談
最終面接から2週間後くらいに内定のご連絡をエージェント経由でいただくことができました。
その後、オファー面談をオンラインで行い、待遇やポジションの説明を受けました。
1週間後までに回答をする必要があったので、現職の上司に退職の意向を伝えてから、オファーを受ける旨を回答しました。
現職への退職交渉
まず、定時後に上司に時間をもらって退職をしたいことを相談というテイをとって伝えました。
その翌週に、再度時間をいただいて、入社予定日などを伝え、退職に理解をしてもらいました。
上司からは退職の理由を訊かれましたが、ここでは正直に給与が低いことと今までの昇給から将来に不安があることを伝えました。
引継ぎはベストを尽くす
現職の同僚たちには迷惑をかけたくないので、クローズできる業務は完了させて、引継ぎは極力しっかり行ったうえで、有給を全て消化して退職しました。
とはいえ、完璧な引継ぎなんてものはあり得ないと思うので、ある程度は割り切ったほうが精神衛生上いいと思います。
有給の全消化は、職場によっては嫌な顔をされるかもしれません。
私は入社を遅くして引継ぎの期間を設ける配慮をしたので、堂々と全部取得しました。
【実体験】30代4回目の転職活動の結果
こちらが私の4回目の転職活動のサマリーです。
- 期間:2カ月半
- 応募:15社くらい
- 書類選考突破:7社くらい
- 一次面接突破:3社
- 最終面接:2社
- 内定:1社(金融業界)
一次面接前後にこちらからお断りした企業もありました。前述の通り、スケジュール管理が大変だったので志望度が低いところには丁重にお断りのご連絡を(エージェントさんから)しました。
給与アップできた要因
ありがたいことに、年収は当時の現職の1.5倍を提示していただけました。
それだけの評価をいただけたことは嬉しいですが、別に私が特別優れていたわけではありません。
年齢やスキルを考慮して私に提示されたポジションの給与テーブルが、私の希望年収と重なったようです。大手だとこの辺がしっかりしていますよね。
改めて考えてみても、運が良かったです。売り手市場だったのと先方が積極採用をしていた時期だったので、タイミングがよかったと思います。
そのチャンスをつかむには、今の仕事にしっかり打ち込み、職務経歴書に書けることや面接でアピールできる材料を集めておく必要があります。
転職未経験の方は、職務経歴書を作ってみるといいと思います。そしてそれを充実させることを意識して日々の業務に励むと、いつか転職するときに良い縁に巡り合えるでしょう。
まとめ:30代で4回目の転職をしたリアル体験談【金融業界】
以上、この記事では33歳で4回目の転職を決めた私のリアルな体験談を書き記しました。
- 転職の軸(優先順位)を定めたこと
- 焦らず取り組んだこと
これらが奏功して、良い縁に巡り合うことが出来たと思います。
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