こんにちは、わたぱぱです。私は新卒で某メガバンクに入行し、6年目のときに初めての転職をしました。その後、リストラとかなんやかんやあって、若干30歳にして計3回の転職を経験しました。
この記事では、私の悲しいかな慣れっこになってしまった転職活動において、力を貸していただいたエージェントやサービスを実体験に基づくレビュー付きで共有いたします。
あくまで金融業界内での転職をメインにしているので、異業種への転職を希望される場合はリクルートやパーソルなどの大手(この記事の末尾にレビューがあります)や、希望している業種に特化したエージェントを探してみてください。逆に、異業種から金融へキャリアチェンジしたい方のお役には立てる内容になっていると思います。タブン。
金融機関での勤務が4年、5年以上になると、それなりの専門知識や経験を身に着けることができています。30代後半にもなると、専門家と言っても差し支えないキャリアを築いている人もいるでしょう。
そうなると、積み上げたものをぶっこわしてリセットするより、その知識・経験を活かした転職をする方が良いと思います。私は6年目のときに異業種&他職種に転職してキャリアがぐちゃぐちゃになったことを後悔しています。
転職を検討する場合は、経験してきた「業界」や「職種」を軸にして活動をするといいと思います。金融なら金融、営業なら営業。私のように異業種×未経験職種は、よっぽどのことが無い限りはおすすめしないです。経験も給与水準もリセットされてしまう場合があります。
さて、転職する際は「エージェント」と呼ばれる求人と求職者をマッチングさせる業者さんの力を借りるのが成功の秘訣です。
転職エージェントを利用するメリット
- 費用がかからないケースがほとんど
- 会社のHPなどには掲載されていない非公開の求人情報を扱っている
- 履歴書・職務経歴書の添削を受けられる
- 事前に会社の情報や詳細な求人内容を教えてもらえる
- 面接前にアドバイスをもらえる
- 入社時期や給与などの交渉がしやすい
などなど、メリットはたくさん。孤独な転職活動をサポートしてくれる心強い味方だと思います。ただ、会社や担当者によって相性や当たりはずれがあるので、そこを見極める意識は持っていた方がいいと思います。
人材紹介は、転職を成立させることが飯の種ですので、「うちじゃ力になれないので、ヨソ使った方がいいですよ」と言ってくれるエージェントさんは、あまりいないと思います。みんななんとかして自分のところで成約できるように頑張ってくれると思います。
エージェント選びに失敗してしまうと的外れな求人に応募することになり、転職活動自体失敗してしまう危険があります。個人的な意見ですが、1社に全て任せるのではなく、3社くらいは利用したほうがいいと思います。
エージェントについてもう少し。
エージェントには2種類います。「片面」「両面」と言われるもので、「片面」は求職者サイドと企業サイドで担当が異なり、「両面」は同じ担当者が求職者と企業の双方を見ています。
「片面」は大手に多く求人の多さがメリットです。対して「両面」はマッチングの精度の高さがメリットになります。個人的には「両面」でビジネスをしている会社のほうが、求人内容や会社の内情を詳しく知っているのでオススメです。
私がお世話になった金融に強いエージェント
さて、では金融業界に強いエージェントを紹介します。
金融・コンサルに特化「アンテロープ」
アンテロープは金融(とりわけアセマネ)とコンサル業界に強いです。
特長としては、エージェントの方がめっちゃくちゃ求職者に寄り添って親身になって対応してくれます。コンサルフィーとか払わないと釣り合わないんじゃないか、と思うくらいサポートしてくれます。
私は結局アンテロープ経由では転職しませんでしたが、お世話になったエージェントさんとは転職後もお会いして情報交換をしていただいています。
事務所は内幸町にあり、駅直結のビルに入っています。
金融・コンサルに特化「コトラ」
こちらも金融やコンサルに強いエージェントさんです。アセマネ系(運用会社、PE、VCなど)以外を希望している場合は、アンテロープよりコトラのほうがいいかもです。
コトラのWebサイトから求人を探して応募することもできるし、エージェントさんからご提案頂くこともあります。Webサイトは使いやすいと感じました。レアな求人も多く取り扱っています。
コトラのエージェントの方は、アンテロープと比較するとドライな印象でした。また、自分の担当でなくても、自分にマッチしそうな求人を担当しているエージェントさんから連絡を頂くこともありました。もちろん私に関する情報共有は行われていました。
事務所は赤坂にあります。最寄りは溜池山王駅です。
多くのエージェントと接点を持てる「ビズリーチ」
特段金融ということはないですが、ビズリーチは転職エージェントと求職者をつなぐプラットフォームです。企業から直接オファーが来ることもあります。多くのエージェントから連絡が来るので、気になるエージェントがいたら返信してみるといいと思います。
類似サービスだと、「日経転職版」も活用するといいと思います。
ただ、こういったプラットフォーム経由で連絡をくれるのは零細エージェントであることも多いです。私の経験では、そういったエージェントは求人の質・量とも一定以上の規模のエージェントより劣っていたり、応募意思を示しても連絡が来なくなってしまったりと頼りにならないケースが多かったです。最初の面談で時間がとられるだけ無駄だった、と感じたことは一度や二度ではありませんでした。
OpenWork(旧Vorkers)
こちらも金融に限ったものではありません。OpenWorkは企業の口コミサイトです。実際の従業員や退職者がレビューを書いているので、生々しい情報を見ることが出来ます。求人に応募する前には必ずチェックするようにしていました。
退職した人のレビューが多いのでマイナスのバイアスがかかっているだろうことは想像できますが、全ての企業が同じ条件なので比較検証しやすいと思います。
また、自分の経歴を登録しておくと、自分に興味を持ってくれた企業の採用担当やエージェントから連絡を受けることもあります。
若手(20台中盤まで?)なら大手の転職エージェントもありかもしれない
新卒から社会人3年目くらいまでは、「第二新卒」と言われて、未経験でもポテンシャル採用をしてもらえる可能性が比較的高いです。
一方、また若いと経験不足だったり自分自身の志向がわからないなどの理由で、エージェントによっては満足な対応をしてもらえない可能性があります。例えば前述のコトラやアンテロープは、新社会人には合わないと思います。
なので、若いうちの転職であれば、より多くの可能性を探す意味でも大手を活用するといいと思います。あとは、UZUZのような第二新卒に強いエージェント(私は利用したことはありませんが)を使うとか、でしょうか。
とりあえず押さえておきたい「リクルートエージェント」
まずは業界最大手のリクルート。大手ならではの求人の多さが魅力です。新卒から3年目の方はリクナビNEXTなんかを見てみるといいのではないでしょうか。私は2年目のときに登録して、仕事が嫌な時によく眺めてました。
とりあえず その2「パーソルキャリア」
リクルートに次ぐ大手「パーソルキャリア」が運営するdodaは求人数の豊富さが特長です。ただ求人を見るだけでなく、エージェントに相談して求人を紹介してもらうことができます。
担当は若い方も多く、紹介される求人は数は多いものの精度はそれほど高くないと感じました。メリットデメリットはありますが、自分も考えていなかったような幅広い求人と巡り合うことができます。
金融業界の転職まとめ
- 業界や職種を変える時は慎重に!
- エージェントに登録してサポートを受けよう!
- 自分のキャリアや志向に合ったエージェントを探そう!
- 金融特化ならアンテロープ、コトラが良かった
- 若いうちは無限の可能性に賭けるのもアリかも
- 応募する企業はOpenWorkで口コミを確認しよう
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