2020年8月、私は同年4月に始めた株の信用取引からの撤退しました。
理由は、たった4か月で損失が100万円の大台を超え、財布は空になり、心は折れて精神がズタボロになったからです。
この記事では、私が信用取引を始めた理由と撤退した理由、今後の投資スタンスなどを書こうと思います。
私が信用取引を始めた理由と辞めた理由
では、まずは私がなぜ信用取引に手を染めたか・・・。
そして何故撤退したのかを語ります。
信用取引とは
信用取引というのは、証券会社に担保に預けた資金を元手に、その3倍までの取引ができる仕組みです。俗にいうレバレッジってやつです。
30万円預けていれば、だいたい90万円分の株を買うことができます。
取引額が大きくなる分、損益も大きくなります。
相場を監視できれば大丈夫、と思ってた
始めたときは、「頑張ってればコツをつかめば、効率よく稼げるようになるだろう」と思っていました。
そこに来たコロナショック。相場も大荒れでしたが、私の仕事も在宅勤務になり生活様式が一変しました。
まぁ、ぶっちゃけ在宅勤務だとチャートに張り付けるんですよ。プライベートのPCで 楽天証券 の「マーケットスピード」を表示させて、仕事しながら株価チェック。
ちゃんと監視していれば大丈夫だろう、と思っていました。
トレードスタイルはデイトレード。1日の値動きから利益を出すことができれば、たとえコロナの影響でマーケット全体が暴落しても、損失は限定的だと思っていました。
信用取引から撤退した理由
日本株信用取引から撤退した理由は、大きく2つあります。
- 日本株の最低購入価格の高さ
- 身の丈を超えたポジションを抱える恐怖
日本株の最低購入価格が高い問題
信用取引というか、日本個別株でキャピタルゲインを狙うことを諦めました。
理由は、最低購入価格がイチイチ高額だからです。
中には数万円からポジションを持てる低位株と呼ばれる銘柄もありましたが、そういう銘柄は筋が悪く非常に難しい。また、株価が低迷しているのにはファンダメンタル的に相応の理由があり、投資妙味を見出すことができませんでした。
面白いと思った銘柄は、最低単元100株で数十万円することが多かったです。
資金が限られていると、購入後に値下がりしてもナンピンして取得単価を下げることができず、とることができる対応は損切りか塩漬けしかありません。
損切りした途端に反発するし、じゃあ塩漬けすると上がらないんだコレが。
身の丈を超えたポジションを持つ恐怖
信用取引は、資金の3倍まで取引できます。そうするとナンピンできることも多いのですが、その結果、ひたすら傷を大きくしてしまうことも珍しくありませんでした。
値頃感で買っちゃダメ、そろそろ上がるだろうは上がらない、など学ぶことも多かったですが、代償は大きかったです。
50万円の資金があっという間に30万円を下回り、追加入金しても溶ける溶ける。レバレッジの怖さを体験しました。
市場が開いている間は値動きが気になるし、大きな損失を出すとイライラしてしまったり。
生活の質が悪くなったと感じたため、信用取引からの撤退を決めました。
今後は米国株メインに投資、日本株は端株で
日本株では主に信用取引で100万円吹っ飛ばしましたが、米国株は現物のみで4,000ドルの利益を出すことができました。
しかも含み益が2,000ドルくらいあります。であれば、こっちに注力したほうがいいのかなぁ、と思っています。
米国株のほうが良い理由
米国株のほうが良いと思った具体的な理由を書こうと思います。
一般的には米国株の指数は長期的に上昇トレンドで、日本株のそれは下落orボックストレンドということが言われます。
しかし個別銘柄に着目すると、日米ともにしっかり成長している銘柄があるので、そこに優劣は無いかと思います。ちょっと別の視点から意見を書きます。
ただ、米国のほうが世界のスタンダードになるようなモンスター企業が生まれやすいかな、と思っているので、気持ち米国株優勢に考えています。
米国株は小額からポジションを持つことができる
私が利用している楽天証券では、米国株は1株から取引可能です。米国株式市場を献身しているGAFAMといわれる銘柄(google/apple/facebook/amazon/microsoft)でも、数万円から投資できます。Amazonだけ3,000ドルとちょっと高いけど。
そのため、欲しい銘柄は、とりあえず小額でポジションを持ち、押し目で買うという戦略が可能になりました。
日本株でも米国株でも、数か月で株価が何倍にもなるケースはあります。しかし、細かく売買できるというのは、米国株ならではかな、と思います。
アプリで手軽に売買できるようになった
以前は、ネット証券でもPCサイトでなければ外国株の売買はできませんでした。
しかし、楽天証券のスマホアプリ「iSpeed」が米国株式に対応したため、スマホで簡単に売買できるようになりました。
日本株と同じように操作できます。SBI証券もアプリ開発中らしいですが、実装はまだのようです。
米国株式の情報も手に入りやすい
Twitterでは米国株に関する情報を専門に発信している方もいます。
なので英語が苦手な私でも、十分に情報を得ることができます。
まぁ、日本株に比べれば情報収集の難易度は高いですが、情報が限られるというのもシンプルになってよいのかもしれません。
どうせ相場に張り付けないという諦め
米国株式市場が開いているのは、日本時間で11:30~6:00(サマータイムだと22:30~5:00)です。
どうせ起きていられません。たまたま夜が遅い日でも、寄り付き後の1時間くらいしか見ることはできないでしょう。
なので、寄り付きの株価を見て売買、あるいは指値注文をしておいてオヤスミナサイ、という感じでやっております。
場中のボラティリティに一喜一憂しないので、平穏に過ごすことができます。
日本株へは端株で投資
米国株のほうが細かくポジションを取ることができると言いましたが、実は日本株でも可能です。
ミニ株・端株といわれるもので、LINE証券やネオモバイル証券などで利用できます。
キャンペーンなどのメリットもあるので、私はLINE証券を使っています。
少し手数料は割高ですが、端株投資はそれ以上のメリットがあると思います。
日本株も、成長が期待できる株を端株で購入し、押し目で買い増しています。
日本株信用取引撤退まとめ
ということで、私には信用取引は向かなかったことが100万円の対価を支払って理解できました。
今後は、米国株式と日本端株投資で、資産運用をしていこうと思います。
信用取引をやめて、日々平穏です。
では!
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