2020年1月31日、ユーグレナに投資しました。きっかけはこのニュース。
この記事では、なぜ私がユーグレナに投資をしたか、決算の分析などを行います。
ユーグレナ社の概要
- 社名:株式会社ユーグレナ(証券コード2931)
- 設立:2005年8月
- 事業内容:ミドリムシを活用した健康食品、化粧品販売。バイオ燃料事業も展開。
- 本社:東京都港区
- 東証一部上場
ミドリムシの会社ということで、結構知名度が高い会社かと思います。
私がユーグレナをちゃんと知ったのは、「インベスターZ」という漫画です。出雲社長が登場します。
食用ミドリムシの認知度が高いですが、実は2010年からバイオジェット燃料の研究を開始しています。
2005年に創業、2012年にマザーズ上場、2014年に東証一部に市場替えと凄まじいスピードで成長している企業です。
ESG関連銘柄として期待
最近は、どこの運用会社も「ESG」「SDGs」と叫んでいます。
少し前までは、「やらないよりやった方がいい」程度の認識でしたが、今では「やっていないとまずい」ものになっている印象です。
ESGにそぐわない銘柄は、運用会社の投資対象から外されて株価が落ちるかもしれません。逆に、ESG銘柄と判断されればお金が流入して株価が上がる・・・かもしれません。
バイオ燃料
航空会社や海運会社の燃料は石油・石炭です。
それを燃焼させると、当然二酸化炭素等が発生し地球温暖化の原因になります。
また、化石燃料は限りがある資源であることから持続的な燃料として代替燃料が求められています。
LNG(液化天然ガス)が注目されていますが、バイオ燃料も同様に注目されています。
こちらの記事では、ユーグレナとANAがタッグを組んで、ミドリムシで空を飛ぶことを研究しています。
2015年に横浜市・千代田化工・伊藤忠エネクス・いすゞ自動車・ANAの協力を受け、研究開発を進めています。
2018年にはプラントを建設し着々と実用に向け歩みを進めています。
また、2019年のG20にて、ユーグレナを燃料とした車両・バスを実際に運航しています。
代替食糧
日本では人口は減っていますが、世界では増えています。
増える人口を維持するには食料が足りません。
代替肉の開発などが進んでいますが、ミドリムシを食用として培養・加工を出来るユーグレナは食糧難を解決する一手になるのかもしれません。
ユーグレナの決算分析
2019年9月決算におけるバランスシート、損益計算書、キャッシュフロー、決算説明資料を分析していきます。
先に総括しておくと、バランスシートは健全。2019年9月期の損益計算書は厳しいですが、一過性の要因が大きいです。将来性に期待できると思います。
バランスシートは優等生
自己資本比率が高いです。63%ほど。
また、負債約64億円に対し現金だけで78億円。実質無借金と言っても差しつかえないのではないでしょうか。
損益計算書はきつい・・・
ざっくりサマリー抜粋します。
- 売上14億円
- 粗利10億円
- 営業利益▲7億円
- 純利益▲10億円
売上は予想比85%で着地。
営業利益が赤字なのは、バイオ燃料の実証プラントの諸費用を一括計上したことが響いております。
また、のれんや固定資産の減損処理(特別損失)により、最終着地は10億円の赤字となっています。
減損は一発で終わるので2020年9月期は特別損失は出ないでしょう。
ちなみに2018年9月期から赤字が続いており、2021年9月期まで赤字予想が続いております。
プラント建設に使った費用を、いつ回収できるかがキモになりますね。
キャッシュフロー計算書
- 営業キャッシュフロー:プラス10億円
- 投資キャッシュフロー:マイナス14億円
- 財務キャッシュフロー:プラス3億円
まぁ、ほぼ本業で得たキャッシュを投資に回している健全な状況かと思います。足りない部分を借り入れで補ってはいますが。
株価の分析
全体的には下降トレンドですが、バイオジェットのニュースが発表された1/31から急激に上昇しました。
上昇トレンドに乗ってくれるいいのですが・・・。
今後は、上昇が一時的なものになれば撤退を視野に入れつつウォッチしていきたいと思います。
2/17時点で、売ったり買ったりしながらなんとなくホールドしていますが、信用売りが多いんですよね。
これは将来的な値上がり材料になると思っています(わからないけど)。
信用取引は6か月以内に決済しないといけないので、ショートの利確待ち。
もしくは何か材料が出て吹き上げたときは、ショートを巻き込んで上がるのでけっこう上がると思います。
まぁ、ミドリムシの未来をどこまで信じられるかで長期投資になるのか短期取引になるのかってところでしょうか。
最後に、投資は自己責任で。では!
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