「金持ち父さん貧乏父さん」は現代人必読の書!【まとめ感想】

この本は、著者ロバートキヨサキが二人の父親「金持ち父さん」と呼んでいる資本家・実業家と「貧乏父さん」という高レベルの教育を受けながら、経済的に苦しまざるを得なかった実の父親、二人の父親から受けた教育の違いなどから、金持ちの思考法や行動原則などについて教えてくれる本です。

本はアメリカ経済を前提に書かれていること、2000年に書かれた本であることなど、今の日本にそぐわない記述もありますが、その多くは普遍的な内容であり、参考にできることが多いと思いました。

この記事では、本の内容をまとめつつ、私見を交えているので、ぜひあなたにもこの本を読んで欲しいと思います。

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著者について

「金持ち養成学校の先生」と言われるアメリカの資本家です。
日系なのか、キヨサキという苗字ですが、アメリカ人です。

名前だけだとまるで日本のお笑いタレントみたいですが、そんなことはございません!

導入部分

導入ですでに学び、気づきが多いです。

日本とアメリカの共通課題

アメリカも日本も同じ課題を課題を抱えています。
アメリカは10年以上前の話ですが。

かつては、勉強頑張っていい大学に入っていい会社に入ることが正解だったが、時代は変わります。

害悪となるのは、変化に気づかず、安定した大企業に入れ、そのために学校の勉強を頑張れというカビの生えたアドバイスを子供に植え付ける親世代です

また、子供がお金に関する知識を受けていないという課題もあります。

義務教育で税金と投資については学ぶべきだと思います。
FP3級程度の知識は日本国民みな持つべきではないでしょうか。
実生活に役立たない勉強より学ぶ意義がわかりやすく、学ぶ姿勢を身に着けることにもつながると思います。

ロバートキヨサキが考案したキャッシュフローという教材

ロバートキヨサキが作成した、資本主義を学ぶことができるボードゲームです。

ラットレースから抜け出し、経済的独立を目指すゲームです。

ラットレースとは一般的な人生のレールに乗っかると、退職までがむしゃらに働き続けなければならない状況のことです。
100年時代と言われる現代であれば、それは退職までと言わず、死ぬまでになると思います。

そして、一般的な家庭で生まれ教育を受けた子供は、親と同じく、目先のお金の為に生涯あくせく働くことになります。

この連鎖こそがラットレースです。

キャッシュフローで遊んだ子どもの感想が興味深いものでした。

「安定してるとか、福利厚生とか、給料じゃなくて、自分がやりたいからという理由で仕事を探していいということがわかった」

最近一年くらい僕が考えていること、もっと早く考えていればと後悔していることそのものです。

本編 金持ち父さん、貧乏父さん

著者ロバートキヨサキには2人の父がいました。
1人は公務員(貧乏父さん)、1人は実業家(金持ち父さん)。

例えば何か欲しいものがあったとき、貧乏父さんは「それを買うお金はない」と言い、金持ち父さんは「どうしたらそれを買うだけのお金を作り出せるだろうか」と言います。

お金のことになった時に思考停止し、断定的な判断をしてしまうか、大いに頭を働かせ解決しようとするか、という違いがあります。

金持ち父さんの6つの教え

1.金持ちはお金のためには働かない
2.お金の流れの読み方を学ぶ
3.自分のビジネスを持つ
4.会社を作って節税する
5.金持ちはお金を作り出す
6.お金のためではなく学ぶために働く

著者ロバートが友人マイクの父親(ロバートの言う金持ち父さん)から金儲けの仕方を学ぼうとした時、「わたしのために働くなら教えよう。今すぐ決断しなさい。チャンスが来たらすぐ飛び込むべきで、すばやく決断するべき時がいつかを知るのは大切なことだ」と言われ、決断します。

人はチャンスが来た時に飛び込まない理由を探しがちですが、それはダメです!
人間には現状維持バイアスがあるので、意識的に変化しないと、現状維持を選択してしまいます。

抱えている問題を誰かのせいにしない「自責マインド」も大事であると金持ち父さんは説きます。
他人を変えるより、自分を変える方が簡単なので、他人や環境のせいにせず、自分が変わることが効果的なのです。

働いて給料をもらう、欲しい物を買う、支払うために働くの繰り返し、それがラットレースです。
欲望に支配されて、鼻先にぶら下げられたニンジンを追う馬が如く働くのが世の中の大部分の人間です。そうならないための教えがこの6つです。

第1の教え お金のために働かない

ロバートとマイクはマイクの父が経営するコンビニエンスストアでタダ働きをさせられる。転売しないという約束で廃棄される漫画雑誌を譲ってもらい、図書館を経営した。タダ働きさせられる中でそれを打開しようとしたからそのアイデアが浮かんだ。

お金のために働くのではなく、お金が自分のために働くよう仕組みづくりをした。

半端に高い給料をもらってしまうとそこで満足してしまうが、低賃金だと金儲けに敏感になるのでは。

第2の教え お金の流れの読み方を学ぶ

会計を学ぶことが重要。子供相手にそれをどれだけ単純にして教育するかが課題。

まず、資産と負債の違いをちゃんと理解することが大事です。
大人でもココがあいまいな人は大勢います。

資産は自分にお金を入れてくれるもの
負債は自分からお金を取っていくものです。

本に記載されている図をご紹介。バランスシート(B/S)と損益計算書(P/L)の関係をわかりやすく書いてくれています。

貧乏な人は仕事で稼いだお金を消費しておしまい。
見てわかる通り、バランスシートには何の影響もなく、資産も負債も増えません。

中流の人は仕事で稼いだお金で負債を買います。具体的には住宅ローンとかカーローンですね。

持ち家は資産という考え方もありますが、金持ち父さんの教えでは、固定資産税や修繕費で支出を余儀なくされる持ち家は負債であるとしています。

そして、金持ちは資産から収入を得ます。株や不動産がそれに当たります。

資産から得られる収入が、支出を上回った時、その人は富を得たということが出来ます。

そして、余った収入を資産を増やすことに使うことをすれば金持ちになるベルトコンベアに乗ったようなものです。

その3 自分のビジネスを持つ

多くの人がお金に困る理由は、一生他人のために働いているからです。
会社のオーナーのために働き、給料で税金を払い(国のために働き)、税金を払ったあとの残りから住宅ローンの金利を払います(銀行のために働いている)。

中流以下の人は、収入を得たら贅沢品を買います。
金持ちは資産が十分な収入を生んでくれたらその範囲で買います。
中流以下は贅沢品を先に買い、金持ちはそれは最後に買います。

服を買う金があれば株を買え、と格言がありますが、そういう言うことですね。

その4 会社を作って節税する

わかってはいるけど、これはハードル高いですよねぇ。

しかし、支出を経費として扱い税金を減らすことができる会社というものはとても魅力的です。

一般的に税金、社会保険料、健康保険料なんかを足し合わせると50%くらいになります。
つまり、1年のうち6ヶ月は国のために働いているわけです。

日本は累進課税と言って、所得が増えれば税率が上がります。
それだけ、国のために働く期間が長くなることを意味します。

経済的に自立するのに必要な知識が4つあります。

会計力、投資力、市場の理解力(需給のバランスを理解する)、法律力です。

市場の理解力は身近な実例がありました。
任天堂のSwitchです。発売後しばらくの間、品薄のため価格が釣り上がり、ヤフオクやメルカリで高値で取引されていました。

一般的な人は、稼ぐ→税金を払う→お金を使うという順番です。
会社を持っている人は、稼ぐ→お金を使う→そのあまりに対して課税されるわけです。

つまり、経費を使いまくって利益をゼロ以下にすれば税金を払う必要がなくなるわけですね。

その5 金持ちはお金を作り出す

変化を恐れない、チャンスを逃さない。凡人はチャンスが来てもリスクを恐れ飛び込まなかったり、今はタイミングではないという判断をしてしまいがちです。

また、チャンスを増やす、チャンスに気づくためにファイナンシャルIQを高める必要があります。

お金とは、みんなが「これがお金である!」と合意したもののことです。

貝殻だったり、貴金属だったり、信用のある者が発行した紙幣や硬貨だったり。
時代によってお金はその姿を変えます。

これからは、電子情報がお金になる可能性は十分あります。
仮想通貨ですね。相場のおもちゃにされてしまい一時期のように盛り上がっていませんが、世界共通のお金となるポテンシャルはあると思います。

お金の作り方について、競売物件をローンで購入、即売却することで元手ゼロで収益をあげた、という実例が紹介されています。

不動産となると売れないリスク、ローンを組めない可能性があります。
例えば、もっと小さく身近なところで、メルカリなどを利用した転売ビジネスとかから始めてみてもいいかもしれませんね。

市場の動向に合わせて投資する対象を変えることも重要です。

昨年は仮想通貨相場が超高騰、その後暴落しました。

うまく見極めて、他の投資に切り替えた人が一番特をしたわけです。

僕は年末に一部を仮想通貨からロボアドに切り替えました。
ロボアドも数か月含み損を抱える(数%ですが)ことになるのでタイミングは悪かったんですけど、判断としては悪くなかったかな、と思ってます。

その6 お金のためではなく学ぶために働く

特に、セールス、マーケティングを学ぶことが重要です。

いくら専門的で優れた技能を持っていても、それを売ること、価格交渉をする能力がなければ、収入に結びつかなかったり相場以下の値段しか売れなかったりしてしまいます。

フリーランスの方のツイッターを見ていると「営業マジ大事」みたいなツイートをよく見かけます。

営業したくない!という人は多いですが、営業やマーケティングの知識を得るためにそういった経験を積むことも必要だと思います。

貧乏父さんは安定した職を得るために専門性を磨くべし、と考えます。
金持ち父さんはより学びを得るために広く浅く、多様な経験をするべし、と考えます。

ロバートは金持ち父さんの教えに従う判断をしたため、ロバートは安定した大企業であっても、十分学んだら退職します。給料や福利厚生なんて関係なしなんです。

長い目で見て学ぶことも重要です。
今の仕事の行き着く先はどこか、意識して働くべきです。
あなたは今の辛い労働が自分になにをもたらしてくれるか考えたことがあるでしょうか。

僕がベンチャーに転職しようとしたのは、3つ学びたいことがあるからです。

1つは、インフラが整っていない会社で働くことで組織を作り上げる経験。
1つは、サービスを立ち上げ、収益化させる経験。
1つは、マネジメント経験です。

「歳をとった犬には新しい芸は教えられない」ということわざがあるそうです。

変化することに慣れず、歳をとってしまうと新しいことを吸収できない人間になってしまいます
過去の経験を生かしたい、とか言わずに新しい業界、職種に飛び込んでみたら学びが多いのでしょう。

専門性が高まれば高まるほど、その専門技能に依存します。そうするとその技能が世の中から必要とされなくなった時や新しいことを学ぶ必要があるときに、むしろ足枷になってしまいます。

転職するなら、学びを重視した方が、たとえ短期的に収入が下がっても長期的にはリターンが大きいです。

実践編

金持ち父さんからの教えはここまで、次は、資産を築くために実践することです。

(実践その1) 5つの障害を乗り越える

障害その1 お金を失うことに対する恐怖心

誰だって損をしたいとは思いません。
しかし、損をすることに対して臆病になりすぎるとチャンスをつかむことができません。

投資を始めるなら若いうちに。理由は、複利の力です。
時間があることはそのまま強力な味方になってくれます。

また、若ければやり直しができます。リタイア直前に大失敗するより、若いうちにした方がいいでしょう。

若いうちなら資産もそれほど積み上がっていないので、たとえ失敗しても失うものも少なくて済みます。

失敗は成功の母です。どんな成功者だって失敗しています。
投資においても、元本保証に拘る人がいますが、それでは学ぶことが多くありません。

失敗しても、それを忘れずにそこから学ぶことが肝心です。

ただし、致命傷は負わないように。レバレッジ25倍でよくわからずFXで一発逆転を狙う、とかはやめましょうね。

損を恐れ分散投資をするより、一転集中を狙った方がリターンは大きいです。

障害その2 悪いことばかり考え臆病になる

周囲のネガティブな意見に惑わされ、リスクをとることを恐れてしまうことが障害です。
それらのネガティブな意見は、大体思い込みや誰かが言っていたといった根拠から語られることが多いです。

実体験が伴わないアドバイスに価値はないでしょう。

当然、しっかり勉強すること、投資対象を分析することは必要です。

障害その3 怠ける心

「仕事が忙しかったから」「今日は疲れたから」などの言い訳をして、自分の財産をどう増やすかなどに注意を向けない人は多いです。

彼らは心の奥底では、向き合わなければならない問題を直視せず先送りにしていることに気づいているはずですが、つい言い訳をして目を背けてしまいます。

私たちの心にはそんな怠ける心が潜んでいます。

自分が何をしたいのか、何をしたくないのか、明確にしてその欲望をかなえることを意識しましょう。

障害その4 自分への支払いを後回しにする習慣

自分への支払いとは、貯蓄や投資、勉強代などです。

まじめな人ほど他者への支払いを先に済ませてしまいますが、それらは最後にします。

すると、その支払いをしなくてはならないがために何とか稼ごうとします。
支払い対象が自分だと、支払い自体をしないという選択ができてしまいます。

貯金したかったら、最初に貯金したい金額を給与から抜いておくというのは効果的ですね。

実践その2 スタートを切るための10のステップ

10個のステップを紹介します。
詳細は本を読んでください1

1.精神の力:自分が何をしたいか、したくないのか、目的意識を持つこと。

2.選択する力:自分にとって有益なお金の使い道を考え、実行すること。

3.協力の力:学びを与えてくれたり、情報をくれる人と付き合うこと。

4.速習の力:一度学んでもその方法が陳腐化してしまうことは必然。新たなことを学ぶこと。

5.自制の力:自分への支払いを先に済ませること

6.忠告の力:優秀で情報を持ってきてくれるブローカにはしっかり報酬をしはらうこと。

7.ただで手に入れる力:投資元本を回収することを重視すること。

8.焦点を絞る力:ぜいたく品は資産運用で得た収益で買いましょう。借金しちゃダメ。

9:神話の力:ヒーローの真似をすること。まねるは学ぶ、です。

10:与える力:情けは人の為ならず、ギブファーストです。

実践その3 具体的な行動を始めるために

今やっていることをやめる

あなたがやっていることで、うまくいっていないことはやめましょう。
時間、労力にも限りがあります。上手に損切りしましょう。

自分がやりたいことをやり遂げている人を見つける

今は、twitterなどのSNSで、見ず知らずの人とコミュニケーションをとることが容易です。
もし、憧れの生活を手に入れている人がいたらメッセージを送ってみましょう。

オファーをたくさんする

売却希望価格よりも低い価格で、たくさん買い付けをしましょう。
売主は早く売りたい!と思ってるかもしれないので、お得に買えるかも。

不動産投資なんかに限った話かもしれませんが。

株式は暴落時に買う

暴落を、「バーゲン」ととらえましょう。
当然、暴落した原因を調査したうえで、業績が回復する見込みがあることを確信してから買いましょう。

資産を築きたいひとは本書を読みましょう!

資産運用の本、金持ちになる本、いろいろありますが、本書は必読だと思います。
登竜門だと思ってぜひお手に取ってください。

僕は、資産を増やすことを意識して生きていきたいと学びました。

では!

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