【書評】日本再興戦略は今後の日本を作り上げる上で必読の書

kindle版がセールで安くなっていたので、こちらの本を購入しました!
日本再興戦略!
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著者について

著者の落合陽一さんは、筑波大学の准教授、経営者でありながら、本を書いたりWEB番組に出演していたり、肩書がたくさんありすぎて紹介しづらい人です。

詳しくはwikipediaやご本人のツイッターなどを見るとわかると思います。

今後の日本がどうなるか、その中で自分がどのような選択をしていくべきか、考える上で落合さんの考え方は触れておくことをお勧めします。

本を読んで感じたこと

個人的に本著のキモだと感じたことが大きく6つほど。

1.欧米という曖昧な概念に縛られず、日本にとって最善の仕組みを構築するべし

2.テクノロジーの進化を受け入れる、加速させる

3.非中央集権にしよう

4.少子高齢化はチャンス

5.教育をアップデートしよう

6.兼業解禁と解雇規制緩和はセット

日本式の仕組みづくり

日本の社会の仕組みは、アメリカ、ドイツ、フランス、オランダなどのものを、つぎはぎして作られています。

明治維新の時にはヨーロッパから価値観を輸入、戦後はアメリカ式を押し付けられました。

それでは歪みが生じるのは当然であり、一度ゼロから考え直す必要があります。

「欧米では」「欧米がー」と、やたら欧米を神格化しがちですが、そもそも欧米なんて幻想でしかありません。
なぜなら、欧米とはアメリカとイギリス、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ各国を十把一絡げにした呼称だからです。

日本、台湾、韓国、中国、シンガポールなどアジア諸国がそれぞれ異なる文化を持つように、「欧米」と呼ばれる各国もそれぞれ違う文化を持っています。

これからの日本のために、教育や働き方をどう変えていくか。

従来のように欧米に倣うのではなく、今の日本にあった進化をするべきです。

「ゼロベースで考える」ってやつですね。

ワークライフバランスではなく、ワークアズライフ

ヨーロッパに根付く、仕事とプライベートを切り分けて考えることは日本人には不向きです。

生活の中に仕事があり、それがストレスにならない状況が理想でしょう。

ブロガーの小林亮平さんが、不労所得より遊び所得という至言をおっしゃっていました。

金銭を、辛い労働の対価としてではなく、自分が楽しめることで世の中に価値を提供することを通じて受け取ろうということですね。

寿命は100年に延び、年金制度は崩壊することがわかりきっている現代では、ストレスなく死ぬまで稼ぎ続ける手段を手に入れることを目指すべきですね。

昔の日本は、1つのコミュニティにのみ属し、コミュニティを抜けたら移動したりすることが難しい封建的で閉鎖的なムラ社会でした。

これからは、複数のオープンなコミュニティに属し、それらを行き来することで仕事や生活が楽しくなっていきます。

テクノロジーのお話

これからの世界で、自動運転や5G通信があって当たり前になった時に、我々の生活がどう変わるか。具体的に描かれており、イメージしやすいです。

想像が膨らみます。ワクワクしますね。

ロジャーフェデラーとの対戦を疑似体験したり出来るんですかね。やばいですね。

落合氏はデジタルネイチャーという言葉をよく発します。

テクノロジーが発展し、自然と人工といった二元論ではなく、その垣根が溶けてなくなることを指しています。

要するに、めちゃめちゃ便利になると解釈しました。

目が悪い人が眼鏡をかけるように、手が無い人は義手を付けるし足が動かない人は義足を付ける。など。

新しい価値観を受け入れられない人は、ストレスばかり溜めてしまい、新しい時代の中でかわいそうな人になってしまいます。

昔は良かった、とか最近の若いもんは、、、なんて愚痴をこぼすおっさんになりたくないものですね。

非中央集権

これからの日本は、非中央集権化が進みます。

というのも、本来日本人は非中央集権に向いているそうです。

江戸時代の幕藩体制や古くはを考えると納得できる意見です。

最近は地方創生がキーワードになっていますが、地方を活性化させる知識、技術、行動力を持った人が重宝されていくと思います。

今は東京に本社を置く大企業に人が集まりがちですが、
それより、各地にベンチャー企業がたくさん興り、散らばった方が楽しい世の中になりそうですね。

少子高齢化はチャンス

少子高齢化は国力の減退、社会保障費の増大などネガティブな面が目立ちますが、少子高齢化は日本にとってチャンスである!というのが、本著に書かれています。

理由は大きく2つ。

1つは、労働力が減るので、機械化に対して抵抗が少ないこと。

産業革命の時など、それこそ機械に仕事を奪われると労働者の反発が凄かったらしいです。

もう1つは、世界に先駆けて少子高齢化を体験することで、それに対するノウハウを輸出できるためです。

実際、ニチイなどの大手の老人ホーム経営企業がアジアへ進出していますね。

教育をアップデート

幼稚園は集団行動を覚えることに特化しています。幼稚園や保育園には行かせずに、子どもが好きなことをとことんやらせてみるのもいいかもしれないです。

もちろん、様々な分野で習い事や個別レッスンを受けてたら費用が凄いことになります。

しかし、それらの費用はだんだん大衆も利用できる値段になるはずです。

例えばキッズラインでピアノを教えられるシッターさん、サッカーを教えられはシッターさんとカスタマイズすれば大した費用にはならないのではないでしょうか。

高度成長期は、みんな同じ教育を受けて、同じ仕事をする働き方をすることが有効でした。
そのため、同じ教育を受けて同じような人生を歩む中で、家族を持ち、マイホームをローン組んで建てて、定年まで同じ会社で働き続けるというレールに乗った人生設計が成り立っていました。

今はそんな時代ではないので、思考停止せずに、自分がやりたいことは何か、世に提供できる価値は何か、考え続けないといけないですね。

兼業解禁と解雇規制緩和はセットにすべき

大企業をメインにしながら、ベンチャーでも働けたらいいですよね。

処理能力が高く、ビジネスを具体化させたり組織を作りあげることもできるような人がゴロゴロ生まれそうです。

僕自身、今の大企業ではロクなスキルが身につかないと判断しベンチャーへの転職を決断しましたが、本音を言うと大企業の賃金や福利厚生は捨てがたいです。

なので、大企業で働きながらベンチャーでも働くことが当たり前になれば、金銭面で安定したうえでチャレンジができる環境が整います。

 

本著は、歴史ネタも挟みつつ小難しいことを書いているので、とっつきにくく感じるかもしれません。
しかし、落合さんの思考に触れることは今後の生き方を考える上で非常に有益です。
流し読みでも、読んでみたらいいと思いますよ。

そんな感じ!では!

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