【漫画】「イキガミ」は常識を疑う大切さを感じられる良作

ヤングサンデーとスピリッツで2008年から2012年まで連載されたイキガミという漫画があります。
松田翔太主演で映画化されています。ムロツヨシも出演!

高校生の頃読んだことがあり、最近マンガワンというアプリで読めるようになったので読み直しました。
当時とは違った感想を抱きましたね~。おっさんになったってことでしょうか。

ネタバレも含むので注意!

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あらすじ

国民に生命の価値を認識させる、というお題目で制定された「国家繁栄維持法(国繁)」。

国繁の内容は、国民の義務として小学生になるころにカプセルを注射される。
そのカプセルは1,000分の1の確立で対象者が18歳~24歳の期間に破裂、対象者を死に至らしめる。

「自分が死ぬかもしれない」という危機感が、国民の生命の価値への意識を高める、ということらしい。

その対象者の死は、国民的栄誉であるとされており、対象者がヤケになって犯罪を犯したりしなければ、遺族は「国繁遺族年金」を受給できる。

この漫画の主人公は、対象者へ死の24時間前に、対象者へ「あなたが死にますよ」という通知書(通称イキガミ)を手渡す配達員である。

物語は、対象者ごとに完結するスタイル。
一つの物語は5話前後で構成されています。

常識を疑うこと

途中までは、対象者それぞれの人生、死を知ってからの24時間のドラマを楽しむ漫画かと思っていました。

しかし、途中からこの漫画で伝えたいことは「常識を疑う」ことなのではないか、と感じました。

1,000分の1の確率で何の悪さもしてない人が死ぬ、って意味わかんないですよね。
でも、これがこの国の人たちには受け入れられている。

当然、イキガミをもらった人は「なんで自分が!?」という反応をする場合がほとんど。
でも、周りの反応は「おめでとう!」って感じだったり。

国繁の対象になることが名誉であると強く刷り込まれた少年は、自分が選ばれて歓びすらします。

反応はそれぞれなのですが、主人公はイキガミを配達し続ける中で「この法律はおかしいんじゃないか」と感じ始めます。

そして、国繁の真実を突き止めようとしたり、いろいろやるわけです。

実際に、僕たちの周りでも変な常識ってたくさんあると思います。

例えば、北朝鮮。
「将軍様」とか言って頭に電話のっけた兄ちゃんとか、作業着着たおっさんを崇める。
彼らは独裁者で、どう見てもいい君主とは思えません。

他にも身近な例だと、「新人は早く出社する」とか「上司より先に帰りにくい」とか「上司に誘われた飲み会は絶対」とか。
最近は是正されつつあると思いますが、まだそんな「常識」が残っている会社も多いのではないでしょうか。

高校の部活だと、年功序列が叩き込まれますよね。
「ボール拾いは1年生」とか、「先輩の言うことは絶対」、とか。

あの風潮は日本人がイキイキしなくなる原因の一つだと思っています。

「そういうものだから」とか「みんながそうしてるから」とかではなく、自分の頭で合理的に納得できない常識に従う必要はないと思います。

この漫画は、そんな意味不明な「常識」を疑うことを教えてくれます。

単純に面白い漫画ですよ

堅苦しいこと書きましたが、漫画として普通に面白いです。
機会があれば読んでみてください!

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